音楽の教育スタイルを

日本人は世界の他の民族に比べると、みんなおとなしく、均一的で個性がないとよく言われます。こうした日本人の特性は、国内では美徳として語られることも多いのですが、海外ではマイナスのイメージで受け取られることの方が多いです。世界的な基準に照らせば、自己主張がはっきりして、自分の考えを自分の言葉で表現できる人や、自分の個性を確立している人の方が評価されます。日本人は、なるべく他の人との間に波風を立てずに過ごすことが良しとされるので、あまり自分の考えや意見を言わずに、周りに合わせている人が多いですが、そうした特徴は、必ずしも世界的には正しいと認められているものではありません。このように、日本人が没個性的なのは、伝統的な日本人の生活習慣に根ざしている部分もありますが、特に学校教育が影響を及ぼしていることは否めません。学校では、大人数を一斉に勉強させるために、どうしても授業内容が画一的になりがちです。そのような授業を受ければ、生徒は教科書の内容を覚えるのに精一杯で、自分の考えをまとめたり、それを発表する時間的余裕がありません。そのため、ほとんどの日本人は、自己主張に乏しいまま大人になってしまうのです。しかし、そのような教育方針に異を唱える人の間では、芸術科目を重視する動きが広がっています。特に音楽等の科目は、座学と違って自己表現が中心となるため、個性を尊重した教育を重視している人にとっては、音楽の授業は必要不可欠のものなのです。音楽の中でも、特に自分で歌ったり楽器を演奏するスタイルのものは、自己表現のスキルを磨くのに最適です。むしろ、言葉では自分自身を表現するのが苦手な子どもでも、音楽の時間になると途端に生き生きするというケースも数多く見受けられます。特に、勉強が苦手で自分に自信が持てない子どもにとって、音楽の時間はその負い目を打ち消してくれるとても大切な一時となります。子どもの個性を伸ばすために、ぜひ音楽の力を活用しましょう。

クラシックがいいのは「リラックス効果」

胎教に良い音楽として、クラシック音楽を勧められることが多いです。それは聞くことでお母さんがリラックスし ・・・続きは見出し

Copyright(c) 2015 胎児のうちから教育を All Rights Reserved.